今年のオフロード日本一決定戦は予想を反した雨で難易度がアップ!
3台1組でチームを作り、3つのセクションを時間内でクリアするオフロード競技がトライアングル。北海道から九州で各大会が行われ、上位チームが日本一決定戦「ジャパンファイナル」に挑む。
タイムアウトやポールタッチで失格チームが続出
今回で15回目となるトライアングル・ジャパンファイナル「ジオランダーカップ」。各地方戦を勝ち抜いてきたチームが、ここ富山にあるコスモスポーツランドに集う。
開催当初はランクルが多かったが、今や主力はジープ&ジムニー。トライアングルは3台のホイールベースの合計が7100㎜を境にオーバークラス、アンダークラスと分かれているため、JKラングラー・アンリミテッドやXJチェロキーも多く参戦している。また、アンダークラスにはショートのTJラングラーが多く、ジープがオフロードの雄であることを感じさせてくれる。
今回のジャパンファイナルには総勢38チーム・114名が参加。全3セクションのうち、午前中の第1・第2セクションが予選で、オーバー/アンダークラスそれぞれ上位7チームが、午後の決勝である第3セクションに進むことができる。
当日は晴れ/曇りの予報だったが、早朝から雨。コースは晴れ設定のため難易度はかなり高く、これが選手たちを苦しめる。コース内にポールが立てられ、これに触れると失格となるのだが、タイムアウトやポールタッチで失格チームが続出。特に第1セクションは、38チームのうち完走は18チームのみ。大波乱の展開となった。
午後からの第3セクションはジャパンファイナル名物のV字セクション。ここで大逆転の可能性もある。そして、日没と同時に競技終了。雨の中、かなりハードな戦いとなったが「来年もこの場で会おう!」という言葉とともに、2016年のジャパンファイナルは終了した。
第1セクション
早朝の雨の影響が出たのが第1セクション。ヌタヌタのコースで、なかなかポイントがゲットできないだけではなく、ポールタッチや完走ができずにタイムオーバーするチームが続出した。
第2セクション
3台をどのような順番で、どこのポイントを取りに行くのかといった作戦が重要なポイントとなった第2セクション。ヌタヌタのコースでもポイントを取るのは、さすがファイナリストといったところ。
第3セクション
ジャパンファイナルといえば、第3セクションのV字。ここを登り切るために、ここまで来たと言っても過言ではないほど。しかし、雨の影響でスタートとゴールが逆に。スタートは高台の上となり、登るのではなく降りるコースへと変更になった。それでもゴール前でUターンし、V字を登り、時間いっぱいまでマーカーポイント獲得に攻める。これぞ、ジャパンファイナルである。
トライアングル チャンピオンシップ2016 ジャパンファイナル
2016年11月6日(日)
コスモスポーツランド
PHOTO & TEXT:山本和彦
こちらの記事は
JeepStyle2017からの記事となります。