都会の闇を切り裂く黒をまとうラングラー

光と闇というテーマを１台のクルマで表現

　徹底的にカスタムすることでオフロードでのポテンシャルを求めるのはもちろんだが、その存在感をより強調してシティユースを楽しむというユーザーも多いのが、ラングラーというクルマの特徴だろう。ジープを中心にアメリカンＳＵＶを取り扱うＡＸは、より幅広いユーザーにストリートでラングラーを楽しんでもらうべく、同社オリジナルのパーツを満載したコンプリートカスタム車をプロデュース。「ＢＬＡＣＫ ＥＤＩＴＩＯＮ」と名づけられたこのＪＫは、その名の通り、ほとんどのパーツをブラックで構成することで精悍さと迫力を演出している
　直線的なラインでデザインし、なおかつリベットをあしらうことで戦闘機のような雰囲気を醸し出すオリジナルバンパーには、５連のＬＥＤスポットライト（別売り）が埋め込まれ、視認性の向上はもちろん、存在感を強力にアピール。ヘッドライトやテールランプ、ウインカーなどの灯火類はすべてＬＥＤ化し、なおかつクルマのコンセプトを踏襲してブラックベースやスモークを採用。ホイールはオフロードテイストを強調する力強いスポーク形状で、艶を抑えたブラックが特徴的なＭＫＷ ＭＫ︲66をチョイス。オフローダーらしい迫力はもちろん高級感をも追求している。リアまわりで存在感を主張する４本出しエキゾーストも同店のオリジナルパーツ。マフラーエンドをやや広めにすることで大型車らしいリアビューを演出しており、オーバーフェンダーカスタムにも対応。軽快な吹け上がりを見せつつ、迫力のあるサウンドも奏でてくれる。
　徹底的にブラックアウトしつつ、ＬＥＤを多用して明と暗を表現。夜の街をさっそうと駆け抜けるその姿に、きっと誰もが振り向くだろう。