獰猛さと美意識が共存する

圧倒的な存在感を誇る美しきカスタマイズ

　　京都のプロショップ、トップランカーが製作したのがこの２台のＪＫ。ホワイトは輸入パーツをふんだんに使用した「リアルアメリカ」がコンセプト。一方のグリーンはオリジナルパーツでカスタムする。それぞれに魅力的な仕上がりだが、いずれもジープらしい迫力と、思わず見とれてしまう美しさが共存している。
　そのデモカーたちがまとうエッセンスを紹介しよう。まず、比較的ファミリー向けであるアンリミテッドにも関わらず、圧倒的な存在感を作っているのが前後共にコイルオーバー式に換装されたサスペンション。走破性だけでなく、アメリカの道で開発された高い走行性能を誇る。安定性を左右するショックは極太のサブタンクも装備する本格派で、長時間の走行でも乗り心地の変化を最低限に抑えてくれる。さらに、バンプストッパーは最新式の液体式であるハイドロバンプを装着。また、外装パーツはポイズンスパイダー社製を使用して迫力ある姿にカスタムしているのも特徴だ。本場アメリカで開発された本格派のパーツを体感したいかたはこちらがオススメだ。
　レスキューグリーンの２ドアは、ストリートでの美しさを重視したモデルとみていいだろう。そのポイントとなるのが前後バンパー。機能性に優れたデザインで、パウダーコート塗装を施すことで美しい見た目も実現している。さらに、オリジナルのＢＡＤフェイスグリルも強い存在感を作り出す。フラットフェンダーもシンプルながらボリューム感が出るデザインだ。
　この機能と美意識のバランスこそ、同社の魅力なのかもしれない。