競技から街乗りまで大活躍

走るステージを選ばないしなやかな足まわり

　足まわりを中心にカスタムがほどこされたスプリングロードのＴＪラングラー。異なるコンセプトで製作された２台のカスタムは、決して派手ではないものの、徹底的なモディファイであらゆる状況での走破性をアップ。それでいて、日常での使用にも配慮したクルマとなっている。
　ホワイトのＴＪは、オーナーが普段使用しつつ、時には競技会にも参加しているというクルマである。サスペンションは、ＺＥＡＬの４インチアップスプリングにランチョ９０００ショックを組み合わせる。ステアリングシステムはＺＥＡＬで、ロアアームは同店オリジナルを使用。オーナーはロックなどのセクションは走らないそうで、オフロードの走破性に絞ったモディファイとなっている。ちなみに、このクルマで人気競技の「トライアングル」に参加。ジャパンファイナルにも出場した経験を持っているとのことだが、そのテクニックもさることながら、クルマのパフォーマンスの高さもこれらの実績からうかがえる。
　足まわりからエクステリアまで、徹底的にモディファイされたブラックのＴＪは、同店代表である河野氏の愛車だ。このクルマでオフロードはもちろん、ロックやクローリングを楽しむこともあるそうだ。オリジナルのビルシュタインショックはノーマルに対して減衰が30％アップしており、舗装路でも十分な粘りを見せてくれる。足回りの変更にともない給排気系も変更。オリジナルのパワーフィルターとビッグスロットル、さらに、内部に仕切りを設けたオリジナルマフラーを採用することでパワーアップを実現している。