パーツが持つ能力を極限まで引き出す技術
街乗りでも十分に楽しいが、やはりジープの真価はオフロードで発揮される。この2台のオーナーも、もともとは街乗りオンリーだったが、やがてオフロード走行にも興味を持つと、4駆カスタムはもちろん、定期的にオフロード走行会なども開催しているホールショットの門を叩いた。どちらもすでにある程度カスタムされていたのだが、それはあくまでも街乗りに関してであり、本格的なオフロードでは不安が否めなかった。そのため同店はそれぞれの足まわりを全面的に見直し、加工やワンオフパーツなどの採用によって本格オフローダーへと作り変えた。
オレンジの車両にはラフカントリーの4インチアップキットが組み込まれ、ショックはFOXとなっていた。しかし、フルストローク時にショックがフレームに干渉した形跡が見られたため、ショック移動キットを追加導入し、インチアップに伴う補正パーツやハイステア加工などで、それまでに見られたネガを解消。フロントプロペラシャフト(ラフカントリー)も交換するなど、駆動系もしっかりと強化した。対する赤は、プロコンプ4インチアップスプリングとFOXという構成で、ショック移動キットはワンオフで製作。ドラッグリンクUPキットやバンプストッパー等もワンオフとなっている。「せっかくいいパーツを使うのであれば、それを機能させないともったいない。補正パーツがない場合はワンオフで製作しました」(ホールショット代表・鈴木重明氏)。
オーナーたちはオフロードを始めて1年足らずというが、最近はロックにも挑戦するなど、その面白さにすっかりとのめり込んでいる。さらなるカスタムも検討中とのことで、今後の進化に大いに期待したい。
装着パーツリスト
TIRE&WHEEL
MAXXIS TREPADOR 37×12.5R17
SUSPENSION
ラフカントリー 4“UPサスペンションKIT LHD
テラフレックス EXスペーサー
テラフレックス カムボルト
テラフレックス リアスタビロック
FOX フロント ファクトリーパフォーマンスショック
FOX ステアリングスタビライザー
ホールショット ハイステアー加工
ラフカントリー フロントショック移動KIT
ENGINE & POWER TRAIN
ラフカントリー フロントプロペラシャフト
ダイノマックス マフラー
AEV プロコール
EXTERIOR
Poison トレイルスティンガーバンパー
Poison ウインチベッド
Poison リアダクトカバー
Poison フードパネル
Poison リアバンパー フック特注
Poison フェアリード
ベストップ トレックトップ
ウォーリア チューブフレアー
スミッティ ウインチ
Poison リアデフガード
ラフスタッフ フロントデフガード
INTERIOR
TUNE UP
※TRC:トップランカーカスタムズ
ホールショット
☎0568-33-4902 URL:http://www.hallshot.jp/
PHOTO & TEXT:JUNGLELAND
こちらの記事は
JeepStyle2016からの記事となります。