リフトアップや派手さは抑えめながら
各部の最適化や補強に尽力したユーザー本位の作り込み
SCT-XWD
SCT-XWD / 福岡県
屈強そうなボディプロテクションや無骨なバンパーなどを持たない、一見するだけではストックに近いルックス。リフトアップは約1インチということもあって控えめな印象を受けるこのJLラングラーは、九州から全国に知られるオフロードプロフェッショナル「SCTーXWD」の手がけた新作である。
ドレスアップ要素は控えめ、しかし内容は濃いめ。言い換えれば「名より実」を取ったといえるそのモディファイは、早いもので登場から5年もが経過、アフターマーケットパーツも十分に出揃っていて勢いに乗るJLラングラーのカスタムの真を突くもの。
ほとんどのユーザーがそれ一台を日常生活や場合によっては家族にもステアリングを握らせる日本のクルマ事情に沿った、つまり乗り手を選ばない優しい乗り味をも実現したオフロードビークルと言っていいだろう。