ジープブランドの過渡期に存在した貴重な個体
ご存知のように、ジープというブランドは複数の自動車メーカーの傘下に属してきた。ウイリス、カイザーを経てAMC(アメリカンモータースカンパニー)そしてクライスラーへと渡るわけだが、その過渡期の1960年代から70年代、カイザーがAMCにジープの権利を譲渡する前後に生産していた小型の4WDモデルにジープスター・コマンドーがある。
「Jeep Star」ではなくJeepsterという単語は、無理に訳せば”ジープ野郎”でいいだろうか。ともかく、マーケットで先行していたフォード・ブロンコやトヨタの40系ランクルに対抗すべく投入されたが、決してヒットには結びついていない。
のちにホイールベースが3インチ延長される前の初期モデル、おそらく日本にはこれ一台であろうという貴重な個体をアメリカから招き入れたのは「トップランカー」代表の山口氏。アメリカ本国でもそう簡単には見つからないが、レストアに加え適度にモディファイを受けた個体を発見。運良くGETできたという。
ツボを押さえた作業が行われたことを物語るボディはストックの状態を崩しておらず、メンテナンスに不安のあるオリジナルのパワーユニットは全世界で修理が容易なシボレーV8へと換装済み。入手してからはリフトアップや足元の変更などに抑えて無理なモディファイは追加せず、貴重なクラシックモデルにふさわしい楽しみ方をEnjoyしているのが印象的だ。
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