これが最新の北米トレンドスタイルだ!
New Trend in U.S.A.
ジープカスタムのトレンドを探るなら、やっぱりアメリカのショーを見ないわけにはいかない。そこで、今年はセマショー&有名ファクトリーのほか、オフロードエキスポにも行ってきたぞ。
ジープの奥深さをあらためて感じた旅
アメリカでもっとも大きなカスタムカーショーとして知られているのが「セマショー」で、日本からも大勢の人が訪れている。もちろん、私も長年の間、毎年来場しているのは言うまでもない。また、親しくしているファクトリー「オフロード エヴォリューション」もしかりで、オーナーのメルとは会うたびに交友を深めている。今回の旅は、さらに「オフロードエキスポ」にも足を運んだ。このショーは、カスタムされたオフロードカーばかりが集結するイベントで、会場に足を踏み入れればそこは4×4パラダイスといった趣なのだ。そんなわけで、どっぷりとジープの風に吹かれてきた。しかしながらここ数年、感じることは、ジープに関してセマショーでは見るべきものがあまりないことだ。最先端のトレンドを発信するショーとは言うものの、新製品自体がほとんどないからだ。これは、JKがロングレンジモデルになっていることに起因する。今回のショーでもそれは感じたし、オフロードエキスポでも同じだった。何とも寂しい限りだが、もちろん収穫もあった。それは、サスペンションに関してだ。次期モデルもフロントストレートアクスルということで、各メーカーやファクトリーがサスペンションキットの開発に余念がなかったからだ。日本人には発想できない、また作り出すのが難しいハイグレードな出来映えには、素直に感動するとともに、ジープの奥深さをあらためて感じたのだった。
Off Road EXPO[オフロードエキスポ]
ハイグレードなサスペンションキットがズラリと展示
今年もアメリカのトレンドを感じるために、まずは「オフロードエキスポ」に行って来た。心中はあまり期待していなかった。なぜなら、JEEP JKは発売してからもう9年目に入り、噂では2017or2018年モデルから新型車にチェンジするそうだ。そんなわけで、各アフターマーケットメーカーもここで新しいパーツを開発する気にはならないというわけ。しかしながら、次の新型にもつながり、かつ、JEEP JKの中古車両価格がだいぶ安くなったこともあり、ハイグレードなサスペンションキットが数多く展示されていた。なぜ、次につながると言ったか不思議に思った方もいるでしょうが、実は次に出るモデルもフロントストレートアクスルということが決まったからなのだ。コレ、最新ニュースでしょ!
Off Road EXPO
PHOTO & TEXT:市来裕昌(クワドロペット)