JEEPの名に恥じない戦闘力を追求
CJとは、Civilian Jeepのイニシァル。なかでも1975~86年に生産されたCJ-7は、軍用車両から民間向けにアレンジされ変遷を遂げてきたジープの最終形態といわれる。次世代のYJ型ジープが大きく変化したことも手伝って、CJ型はジープの血統を色濃く受け継ぐ最後のモデルとして世界中に熱心なファンをもつ稀代の名車である。
今回巡り会えたこのCJ-7は、そんなCJに敬意の念を持って向かい合うオーナーと、その熱意に的確に応えるビルダーとの二人三脚で進化、ヘビーなモディファイを施された本気の一台。オフロードイベントや競技にも参加するアクティブな乗り手である山口さんは、どんなタフなシーンにも屈しない走破性を追求。リーフスプリング形式のサスペンションはリンクバーとコイルオーバー式へと変更。それでも飽き足らず、リヤアクスルを後方へとリロケートすることでジープのホイールベースの短さを克服。もちろんディパーチャーアングルも大幅に向上させるという大技を敢行している。
そして、さらに投入されたのがボディの換装。なんとフルFRP素材のキットをアメリカより輸入、鉄製のストックボディを捨て去って200kgもの軽量化にも成功しているという。由緒正しいクラシックモデルを、ただ愛でるだけでなく現役のオフロードマシンとして、ワイルドに走り倒す。その男らしい姿勢には感服させられるばかりだ。
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