JL Wrangler RUBICON by TOP RANKAZ

日本トップレベルのJLカスタムをスクープ

　「トップランカー」（京都府）の考えるジープカスタムとは＿＿。常にオンタイムをアメリカを意識し、必要とあらば即渡米。現地から新鮮な情報とパーツを仕入れ、ここ日本でいかにそれらしく楽しむかがコンセプトにある。「だからこそいち早くJL、それもルビコンを輸入しアメリカ最先端のカスタムを施した」とは代表の山口氏。みての通りそのJLとはサスペンションを中心に外装パーツまでをアメリカンブランドで統一。特にこだわったのはプレランナーシーンで絶大な人気のホイール、メソッドを採用し、信頼のあるレースブランドKINGで固めた足回り。また、これらをシッカリと保持するリフトアップ＆リンケージキットにはやはり現地でポピュラーなロッククロウラーを採用。よってシャシー周りの印象はもう純正とは別格であり、まるでSEMAショーに並ぶようなJLに仕上がっていることがわかるだろう。
　一方、外装のイメージはいたってシンプル。しかしポイズンスパイダー製の前後バンパーやWARNレンチといった数あるJLパーツのなかでも間違いないアイテムだけをセレクトすることでジープらしさをより強調。個数や長さに執着しがちなLEDは、あえて小ぶりなリジットをさりげなくフードにレイアウトしているのもポイントが高い。
　まだまだその現存数こそ少ないJLであるが、そこをあえてシンプルに、厳選したパーツのみでまとめるという「トップランカー」プロデュースのラングラー。そんな彼らが作りあげていくジープシーンをこの先も楽しみにしたい。

リザーブタンクにはUSでも主流のブラックフィンタイプを採用

前後のショックはKINGよりそれぞれ人気のリザーブタンク（フィンタイプ）付きを採用。フロント側にみえるコイルオーバーを抜けるのはやや大ぶりなバンプストッパー。2.5インチのリフトアップにあたってはロッククローラーのキットを起用。こちらはスウェイバーやロッドなどがパッケージングされたもので、強靭なリンクバーが下回りから覗いている。