ジープファンの祭典「イースタージープサファリ」で発表されたコンセプトモデル×4をスクープ
本誌読者の皆様、もちろんコアなジープファンの方々にもすっかりお馴染み「ジープイース タ ー サ フ ァ リ 」。 ユ タ 州 の 壮大な荒野を舞台に繰り広げられるそのオフロードの祭典は、実際に参加してさまざまなセクションを走破したりできるユーザー参加型のビッグイベント。ユタ州東部のモアブにある
ライオンズパークには数千というオフロードビークルが押し寄せ、九日間にわたりオフローディングを楽しむというものだ。
実に1967年から続いているというこのイベントは、当初は町興しのため商工会議所がスタートさせたもので、現在は地元のオフロードクラブが運営を引き継いでいる。そのあまりにも有名な規模は自動車メーカーにとっても大きな魅力。というわけで我らがジープも毎年のようにコンセプトビークルを発表する舞台として参加し続けているわけだ。
さて、2024年度は前年度の7台より少ない4台のコンセプトモデルが展示された。ここ数年来は時代の流れにならって完全EV化された「ラングラー・マグニート」の展示も話題を呼んでいたが、今年はPHEVである4xeをベースにしたモデルが一台のみで、EVの展示はゼロ。伝統を採り入れたレトロデザインを盛り込んだ外 観 を メ イン に 、サ ス ペン シ ョンなどのアップグレードを受けたモデルが主役となった。
やはりジープ党にとっては伝統的なデザインやテイストが支持され続けているな、と実感させられるモデルたち。その一台づつを個別に紹介していこう。