FCAはジープブランドとして26年振りの復活となるピックアップトラック「グラディエーター」を発表。
はたしてダブルキャブスタイルを持つ個性的なモデルは日本に上陸するのだろうか?
フィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)の傘下であるジープが、26年振りとなるピックアップトラック「グラディエーター」の発売を決定した。新型へとスイッチしたJLラングラー・アンリミテッドをベースにダブルキャブスタイルとベッドを融合したピックアップトラックは高い走破性能を誇る。アンリミテッドと比較して全長で787㎜、ホイールベースで493㎜ほど延長され、迫力のあるスタイルを実現。搭載されるエンジンは新型モデルと同様の3.6リッターV型6気筒エンジン「ペンタスター」となり、285hpの最高出力と40.0kgmの最大トルクを発揮する。組み合わされるトランスミッションは8ATと6MTの2種類で、4WDシステムには「コマンドトラック」と「ロックトラック」を用意。グレードによって使い分けられるはずだ。
2018年のロサンゼルスショーでお披露目されたグラディエーターは、アンリミテッドとはひと味違ったスタイルが与えられていた。ダブルキャブは余裕のある空間となり、その背後にはMTBやオフロードバイクを積載できる長大なベッドが設けられている。オーバーフェンダーや武骨なステップなどクールなオフローダーとしての魅力も満載だ。また、脱着式のドアとルーフトップは屈強なラダーフレームを採用するジープだからこそのサプライズ。日本への導入は未定だが、SUVブームに沸く昨今、遊びの相棒として最高の一台になるに違いない。
アメリカの魂が宿るピックアップが復活
ジープにおけるピックアップトラックの歴史は古い。1947年に登場したジープ・トラックに始まり、グラディエーター、ホンチョ、コマンチなど数々の名車がアメリカの魂を支えてきた。
極上の解放感が味わえるデタッチャブルトップ
デタッチャブル式のルーフを外すことでオープンエアを楽しむことができる。Bピラーとリアウィンドウが一体化されているので解放感も大きい。これだけの面積を取り外せるSUVは他にはない。武骨なロールケージが転倒時に乗員を守ってくれる。
多彩なシートアレンジで使い方も自由自在
グラディエーターの魅力はリアシートのアレンジが多彩なことだ。荷物や乗員数に合わせて形状を変化させることができる。座面をポップアップできるのも大きな特徴だ。
シート座面の下にキーロックが付いたボックスが装備されているので、オープン状態で使用する時のキュリティも万全。小物の収納にも便利に使える。