2024 WRANGLER is Coming
マイナーチェンジを経て細部をリフレッシュ
JLという型式名をそのままにマイナーチェンジを遂げたJLラングラーがいよいよデビュー。基本的なプラットフォームはそのままに、フロントグリルやオフロード性能の向上といったアップデートが加えられた24年モデルをスクープ。
適量・意表を突いてきた改良点の数々に注目
これまではPHEVモデルの4XeグレードやV8エンジン搭載モデルの追加が新しいトピックだった現行ラングラーが、ついに動いた。登場から5年が経過して初めてエクステリアに変更を与えるほか、メカニズムやエレクトロニクスにも改良を施行。またグレード構成の変更によりユーザーの選択権を増すなど、いうなれば”塾生の域に入った”感のあるマイナーチェンジではないだろうか。
画像をご覧頂くと、まず最初に気付くのはギュッとタイトになった縦型7スロットのフロントグリル。これによりバンパーやフェンダーのワイド感も強調された印象を受ける。
そして、お気づきのように写真のルビコングレードはお馴染みのWARN製ウインチを採用。そのニュースに業界は湧いているが、さらにラングラーには初めてリヤアクスルに別体式ハブを備えるフルフローター形式構造も採用された。これはアフターマーケットでは普及しているDANA製の強靭なユニットを使い、よりハードなアタックにも余裕をもって応えるための革新である。
現地でアナウンスされているのは7グレードで、搭載されるエンジンは2リッターターボ/同ハイブリッド/3・6リッターV6/6・4リッターV8の4種類。豊富な構成から好みの一台を選び出すだけで楽しい作業になりそうだ。それらすべてが日本市場に導入されることは難しいだろうが、注目のルビコンやV8エンジン搭載モデルの導入も期待したいところ。アメリカでは今秋からデリバリーが始まるそうなので、これから新たなトピックも盛り上がってくるはず。続報に期待しよう。
Specification :
■ 2024年ラングラー/
過去モデルからの変更点(USモデル)
■ エクステリア
・7スロットグリル全体を小型化し、これに合わせてグリル全体がブラックアウトされた見た目となるようメッシュグリルを採用。
・17~20インチまでの専用ホイールを用意。
■ インテリア
・クラス最大となる12.3インチタッチスクリーンとUconnect5システムを備えたまったく新しいインパネを採用。
・全モデルに1列目と2列目のサイドカーテンエアバッグを標準装備。また、プリテンショナーおよびロードリミッター付き2列目アウトボードシートベルトを採用。
■ パワートレイン
・2.0L ターボPHEV 4xe
・2.0L ターボチャージャー直4エンジン
・3.6L V6エンジン
・6.4L V8エンジン