Gravel Auto Service JEEP JK Wrangler

貴重な限定車をさらにブラシュアップした最強のルビコン・レコン

ベージュのボディカラーにブラックアウトした７スロットグリルを持つラングラー史上最強の限定車、ルビコン・レコン。
国内にはたった40台しかデリバリーされなかった貴重な限定車をベースに、オフロード性能をブラッシュアップし、ワイルドに仕立てた一台を紹介。

フレーム加工なしの限界にタイヤサイズに挑む

　仙台のグラベルオートサービスが製作したのは、’17年に発売された限定車ルビコン・レコンをベースとしたカスタムだ。
　ルビコン・レコンはフロントアクスルに鍛造製の強化パーツを投入し、前後のデフカバーを標準装備。さらに35インチタイヤまで対応する特別仕様。最初からラージタイヤの装着やロッククローリングなどを想定している最強の市販車両だ。今回紹介するのは、そんな限定車の希少性を考慮して、ノーマルに戻せるように、切断や溶接といった加工をせずにワイルドにカスタマイズされている。
　足回りはロッククローラーのミッドアームにトリプルレートコイルの組み合わせで約５インチのリフトアップ。これにＴＥＲＡＦＬＥＸのＦＡＬＣＯＮ２・１ショックを組み合わせている。これらパーツはフレームなどへの加工なしに全てボルトオン装着が可能。ノーマルに戻せるギリギリのスペックといっていいだろう。
　ホイールはルビコンハードロック用17×８・５インチをブラックアウトしたもの。これにＢＦＧのマッドテレーンタイヤをあえて裏組みしてホワイトレターレスとすることで、明るいベージュのボディに真っ黒な足回りがコントラストとなっている。
　前後フェンダーはＰＳタイプのアルミフラットフェンダー。さらにサイドステップはＳＭＩＴＴＹＢＩＬＴ、フロントには幅の狭いＦＢウインチバンパーを装着し、リアはバンパーレスという仕様。全体的にオーバーハングが短く実際の車高よりも腰高に見えるという視覚的な効果もある。
「このクルマは当店で新車で販売し、訳あって戻ってきた個体です。履歴もしっかり把握できているし、素性が良いレアな限定車なので、いつでもノーマルに戻せるようにカスタムしています」とグラベルオートサービスの千葉代表。
　限定車にさらなるカスタマイズを施すことで、希少性はもちろん、アウトドア性能も向上された唯一無二の存在となったなのだ。

外装はシンプルなパーツ中心
フロントフェンダーはPSタイプのアルミ製。サイドステップはSMITTYBILT製。ラウンド形状が特徴的なテールランプはStarry Lights。

5インチリフトの足回り
ROCK KRAWLER社製のミッドアームにFLACONショックなどボルトオンパーツのみを組み合わせ、5インチリフトとした足回り。