他ジープモデルを一挙に紹介
2014年、フィアットとクライスラーが合併し「フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)」が誕生。以来、FCA内のブランドは各国で販売網が棲み分けられているが、ジープはグローバルブランドとして展開する意向となり、そのブランド力を強化する方針が取られた。また、それぞれのブランドが車種を統合し、グループ全体でのスリム化を図ってきたが、ジープは前述の方針もあり、その影響をあまり受けることなく現在に至っている。2020年現在、北米市場ではJLラングラーを含め、全5車種をリリースしている。
TRACKHAWK(トラックホーク)
異次元の超性能を備えたグランドチェロキー
2018年に追加ラインナップされたのが、超ハイパフォーマンスモデルのTrackhawk。SRT(Street&Racing Technologyの略/FCA内のハイパフォーマンスモデルを担う部門)によって、オンロード性能を極限まで磨き上げられたモデルだ。ダッジからリリースされているチャレンジャーやチャージャーにラインナップされている”ヘルキャット”と同様の、最高出力710hpを発するスーパーチャージャー付き6.2ℓV8HEMIを搭載し、2.5トンを超えるSUVでありながら、0-60マイルの加速は3.5秒、最高速度は290km/hに達すると発表されている。高性能Brembo製ブレーキキャリパー、さらにはBilstein製サスペンションなど、あらゆる面で”究極”を表現する1台。近年ランボルギーニ・ウルスやポルシェ・カイエンなどのスポーツカー・ブランドからリリースされるハイパフォーマンスSUVに真っ向勝負かける。日本仕様では受注モデルで、右ハンドル車がデリバリーされる。価格は約1300万円。
text by 編集部
PHOTO:https://www.jeep.com