古き良きクラシックジープの魅力を再考
新しいジープにはない魅力、再発見!
アメリカのカスタムシーンの間口の広さは、日本からは想像もつかないほど。それこそアマチュアのガレージビルドから、1マイルも乗っていない新車をバラして製作するハイエンドなコンプリートビルドまでが存在する。
人気の高いモデルには、それらを積極的に手掛けるビルダーが存在するが、富裕層が好む乗り物としてJEEPラングラーもその一角に含まれる。サザンカリフォルニアに拠点を置く「アドヴェンチャー・オフロード」では、人気のJTグラディエーターを自社のセンスでアップグレードした作品を積極的にアピール。すでに何台もの作品を世に送り出している。
方位磁針をあしらったロゴとオレンジをトレードカラーとする同社は、標高線をモチーフにするグラフィックスをラッピングでボディに貼り付けるほか、インテリアにもオレンジのアクセントを多用。ひと目で同社の作品とわかるルックスを提供し、それがユーザーの所有満足度を高める、つまりブランド力をも身につけているわけだ。
サスペンションやボディプロテクションなどは、選りすぐりのアフターマーケットパーツを独自にセレクト。この車輌では39だが、40インチのタイヤを履くラングラーも製作しており、ユーザーの嗜好や用途に合わせたセッティングも得意。新車をもう一台買える程度のコストを顧みないリッチ&ニッチな人々からの支持も上々のようだ。
詳しくは本誌(JEEP STYLE 2024 SPRING)を御覧ください!
text & photographs by DAISUKE KATSUMURA