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スマートに決まるJLトレンド -SEMA SHOW 2018-

スマートに決まるJLトレンド -SEMA SHOW 2018-
スマートに決まるJLトレンド -SEMA SHOW 2018-

世界最大のカスタムトレードショーSEMA SHOWでもジープが人気。最新のJLを始め注目のクルマが集合した。

 LAの空港からレンタカーでラスベガスに向かうと、道路は大渋滞。ここ数年で最もクルマが多かったかもしれない。渋滞しているクルマを眺めていると、フルサイズトラックやアメリカンマッスルカーが減っているような印象を受けた。その代わりに、クロスオーバーSUV、JEEPラングラ、ドイツ車、日本車、ヒュンダイのパッセンジャーなどが目立つ。会場の展示車両ではジープラングラーJLが人気を集めていた。カスタム方法は一つ前のモデルJKと大きく変わることはなく、バンパー、サス、フェンダー、ルーフラック、LEDライトバーなど。それほど大きなカスタムを施すことなく、まとまってしまうのがJLらしさ。実際のところ、販売価格も高く高級車の域に達しているクルマだけに、オフロードをガンガン攻めるようなドレスアップをする人は少ないのでは。タイヤ、ホイールを替えて、性能の良いショックを取り付けて、スマートに乗りこなす方がいいだろう。とはいえ、ショー全体を見てみても、クライスラーJEEPは一人勝ち状態。サイズ、重量、パワートレイン、デザイン、どれをとっても現在のクルマ好きにとって魅力的な存在となっている。新型JLになってからはフロントマスクに品格を感じるようになり、それほど手をかけなくても、決まってしまうスタイリングが他車を引き離している。

スマートに決まるJLトレンド -SEMA SHOW 2018-

JL Wrangler

JL Wrangler

1966年のJeepsterのスタリングを模したコンセプトカー。モダンで現代的なカスタマイズが目を引く。フロントウインドウが2.5度後方へ傾けられている。

スマートに決まるJLトレンド -SEMA SHOW 2018-
スマートに決まるJLトレンド -SEMA SHOW 2018-

JEEPのコンセプトモデル「サンドストーム」。JLをベースに6.4ℓのV8エンジンを搭載して、BFGoodrichの39.5インチを履く。カーボンファイバーフードなどがレーシーな印象。

バンパーに足回りのカスタムという典型的なカスタマイズだが、それほど飾ることなくさりげなく決まってしまうのがJLの底力。大きなタイヤもすんなり入ってしまうので、タイヤやホイールを変えるだけのカスタマイズでも十分に楽しめるポテンシャルを感じる。

TJラングラーをCampRockFabがカスタマイズしたTRAIL REAPERのクルマ。足回りから完璧に作り直したモデルでロックも余裕で走破する実力。

フェンダーをスマートなタイプに変更して、タイヤの迫力を引き出す。それほど上げていないが、組み合わせによって印象が大きく変わるカスタマイズだ

JK Wrangler

JKは作り込みの激しいクルマが目立つ。時間的な余裕もあるのだろうが、フロントマスクを大きく変えたり、リフトアップも高めの印象。

CJ Wrangler

CJ Wrangler
CJ Wrangler

オーナーが見つけたボロボロのCJ8をオーナー自らレストアした1台。Rugged Ridgeのパーツを組み込んで再生されている。

Rhino Liningsブースに展示されていたのはROAMRが作った1台。CJ6のボディを使って、フレーム以外はほぼすべてカスタマイズされている。センターコンソールにはタブレットが埋め込まれ、装備も充実。

CJはアドベンチャービークルとして仕上げられ、少しやれた感じのクルマと、パリッとレストアされたショーカー的なクルマなど、バリエーション豊富。

BRONCO

JEEPではないが、70年代前後のフォードブロンコも人気。レストアからカスタマイズまで、さまざまな楽しみ方で親しまれている。

VINTAGE

VINTAGE
VINTAGE

ウインチメーカーWARNのブースには69年式のジープコマンダーが。70周年記念ウインチなど、最新のカスタマイズが施された1台。

VINTAGE

こちらもJEEPのコンセプトモデルとして発表されたワゴニアロードトリップ。ボディーはオリジナル、シャシーやドライブトレインはアップグレード。5.7ℓのV8エンジンに5ATをセット。

VINTAGE

1971年式のジープスターコマンド。オリジナルを忠実に再現したレストアで、エンジンフードにはタコメーターが埋め込まれている。

TRUCK

ベース車両のメーカーは様々だが、会場にはJEEPスタイルのクルマも多く出展されていた。国内では聞いたことのない自動車メーカーも目立っている。

会場で話題を呼んでいたビッグウィリー。1942年式のMB Willysを1.648:1スケールにしたモンスターマシン。Cummins社製R2.8エンジンを搭載する。

会場で話題を呼んでいたビッグウィリー。1942年式のMB Willysを1.648:1スケールにしたモンスターマシン。Cummins社製R2.8エンジンを搭載する。

1972年式シボレーK50クルーキャブ。エンジン載せ替えや20インチホイール組み込みなどが施され、室内も綺麗にレストアされている。

1972年式シボレーK50クルーキャブ。エンジン載せ替えや20インチホイール組み込みなどが施され、室内も綺麗にレストアされている。

ネットTVプログラムがスタートするなど、注目のカスタムビルダーHAUKが作ったThe Maverick flatrod。他に無いオリジナリティを放つ。

ネットTVプログラムがスタートするなど、注目のカスタムビルダーHAUKが作ったThe Maverick flatrod。他に無いオリジナリティを放つ。

ロアードされたヴィンテージスタイルのChevy Custom Deluxe。ウェザリング加工されているが、最後にクリアを吹くトレンドスタイル。

ロアードされたヴィンテージスタイルのChevy Custom Deluxe。ウェザリング加工されているが、最後にクリアを吹くトレンドスタイル。

ホイールメーカーのAmerican Truxx ForgedブースにパーツメーカーのDPSによってレストアされた1969年式のシボレーC10トラック。

ホイールメーカーのAmerican Truxx ForgedブースにパーツメーカーのDPSによってレストアされた1969年式のシボレーC10トラック。

1957年式のフォードパネルトラックF100に5.9ℓターボディーゼルエンジンを搭載し、Skyjackerサスペンションを組み込んだ、ハイパフォーマンストラック。

1957年式のフォードパネルトラックF100に5.9ℓターボディーゼルエンジンを搭載し、Skyjackerサスペンションを組み込んだ、ハイパフォーマンストラック。

ハードなイメージのパーツメーカー、モーターシティ・アフターマーケットがチェロキー用のパーツを発表。タウン仕様の落ち着いた雰囲気。

ハードなイメージのパーツメーカー、モーターシティ・アフターマーケットがチェロキー用のパーツを発表。タウン仕様の落ち着いた雰囲気。

SOMESTIC

70年代前後のランドクルーザーも人気がある。実際にオフロード走行を楽しんだり、当時のスタリングを忠実に再現するレストアなども行われている。

SOMESTIC

エンケイブースにタコマにTEPUIのルーフトップテントを載せたクルマが展示されていた。国内では少ないがピックアップ&ルーフトップは北米ではスタンダード。

EURO

ヨーロッパ圏のオフロード車両も外せない。現代風のスマートなカスタムから、デザートレース仕様のビートルなども展示されていた。



SEMA SHOW 2018

TEXT:市来裕昌
(QUADRUPED Customs https://www.quadruped.jp
PHOTO:市来裕昌、編集部


JEEP STYLE 2019 SPRING
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こちらの記事はJeepStyle2019Springからの記事となります。

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