クワドロペット・市来氏が
2016年の「セマショー」を斬る!!
JEEPの奥深さを感じさせる
圧巻の超絶モデルがラインナップ!
毎年、アメリカで開催される通称「SEMA SHOW」は、
さまざまなクルマのカスタムトレンドを占うショーとして、世界中から来場者が集まる。
今回も、本誌ではすっかりおなじみとなったクワドロペットの市来氏がアメリカへ飛んだ。
多数展示されたジープの中から、注目のモデルをピックアップして紹介しよう。
圧倒的な数でジープ・JKラングラーが展示!
「SEMA SHOW」は毎年訪れているが、ジープに限ってはここ数年は大きなトピックはない。今年も同様で、特に目新しい新車はなく、たぶん出るであろうJKラングラーの後継車についても、各パーツメーカーが新たに開発したパーツはなかった。
しいて言えば、アメリカの古くからあるパーツメーカーが、1つのオーナー会社に統合されていることにビックリした。さらに、フロントガードやトラックの荷台のパーツを製造している会社や、ホイールメーカーも姿を消しているのが目立ち、かなりの割合で「メイド・イン・チャイナ」のパーツが増えていた。そのことによって細々と運営していた会社が消えていたことに、ショックと将来への展望を考えさせられる年になった。
しかし、4WD&SUV、トラックの世界では、圧倒的な数でジープ・JKラングラーが展示されており、これらの世界でジープだけが商売として成り立っていることをひしひしと感じたのだった。
さあ~、私が2016年の「SEMA SHOW」で、少ない中でも印象に残ったジープを紹介していこう。
01.センスのいいアメリカ人らしい出来映えに感動
私がもっとも印象に残り、カッコイイと感じ欲しくなったのがこのクルマだ。これはクライスラーのブースにあった。1960年代のワゴニア、J10、J20のフェイスを着けたJK8(ディーラーでは売っていません)がたまらなくカッコよかったが、日本で乗るには長すぎるかな~。何せトータルバランスが最高。外径は大きいタイヤを履かせてはいるものの、昔ながらのタイヤとホイール。さすが、センスのいいアメリカ人らしい出来栄えに感動した。
02.日本で絶対に売れます!
このクルマを造れば日本で売れるな。感じましたよ。たぶん、この写真を見た人で欲しいと思う人はかなりいると思う。もしくは、自分のJKをこんな風にしたいと思う人はかなりいるのでは。どの位するか調べておきますね~!
JEEP PARADISE
本場アメリカのジープはやっぱり面白い!!
CHECK!! 幅広・大外径ホイール+偏平オフロードタイヤ&リフトアップ!
唯一、今年の流行がこれだ。幅広で、大外径(22”~24”)ホイールに扁平オフロードタイヤを履かせリフトアップ! これが唯一の注目パーツだった。
03.今年はこのスタイルに注目した人が多かったぞ
これもJK8だ。やはり、今年はこのスタイルに人々が注目していたような気がする。しかし長い! これだけホイールベースが長いと小回りもそうだが、かなりリフトアップしないとオフロードはきついね。
04.なかなか良くできているがこれは好きずきかな?
これはJKのXJチェロキー顔だ。なかなか良くできていましたよ! でも、これだけは好きずきかな? 私としては、どうせ替えるのであれば、01で紹介したくらい年の開きがある方が新鮮に見えるね。自分が、若い人が好きと言っている訳ではないですよ!
05.豪雪地域の人はみんな欲しいのでは?
これは、雪国で豪雪地域の人はみんな欲しいのでは?かなり精巧にできていました。 一度、運転してみたいクルマだ。
06.これが似合うのはZZ TOPくらいかな?
これは1940年代後半のJEEPを基にカスタムされていたが、なかばオールドスクールというか、ホットロッダーというか……。オフロード走行というよりは、カスタムカーで見せるクルマといった感じを受けた。これが似合うのは「ZZ TOP」くらいかな?
SEMA SHOW 2016
PHOTO & TEXT:市来裕昌
こちらの記事は
JeepStyle2017からの記事となります。