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CUSTOMIZE TAKE-OFF

大径タイヤを履くための最適リフトアップ術

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ジープを手に入れたなら、大径タイヤに履き替えてあらゆる道を走破してみたいもの。そんな時は頼れるプロショップに駆け込むのが間違いないということで、千葉県印西市の老舗4駆ショップ「テイク・オフ」を訪れた。

本来ジープの乗り心地は決して悪いものじゃない

 ジープを選んだユーザーが、まず最初に手を加えるのはどこか? それはズバリ、大径タイヤへの交換だろう。ノーマル状態のジープは、ボディのいかつさに比べて足もとが貧弱に見えるからだ。逆に、大径タイヤへの交換だけでも見る人に与えるインパクトは絶大なのだ。「やっぱりジープはこうでなくっちゃ」と実感する瞬間だ。
 しかし、単純に大きなタイヤに履き替えれば良いというものではない。何も手を加えずに大径タイヤを取り付けようとしても、タイヤハウスに干渉して装着できるはずもない。そこで、スペーサーをかませるなどしてクリアランスを稼ぐのだが、ここにも盲点がある。最近の中古車店で手に入るTJなどは、はじめからある程度の大径タイヤに変更されていたりする。しかし、確かな知識がないまま、見た目だけとりあえず「ヨンクっぽく」仕上げてある場合があるので気をつけてほしい。そんな状態で走らせても、ショックが伸びきって路面の凹凸をダイレクトに拾うので、乗り心地はすこぶる悪い。中には「ジープの乗り心地なんてこんなもの」と間違った先入観のまま乗り続けて、そのまま嫌気が差して降りてしまう人もいるとか。
 こんな哀しい現実はないと、4駆ショップの老舗でサスペンションに一家言あるテイク・オフ代表の坂巻氏は話す。そこで、大径タイヤに履き替える際の最適な足まわりについて、同氏に伺ってみた。現在のジープカスタムの主流になっているのはJKだが、TJもまだまだ需要は多いということなので、両者あわせながら解説したいと思う。
 正しいバランスでリフトアップすれば快適に大径タイヤを履くことができるし、自分の好みや経済状態に応じたカスタムで末永くジープに乗り続けることも可能る。必ずしもサスペンションキットをフルセットでオーダーしなくても、31〜32インチくらいのタイヤなら1・75インチのスペーサーだけで十分入るという。街乗りでの快適な走行性能だけを求めるなら、この変更だけでかなり見た目も変わるので、ジープのエントリー層にはこの辺りから始めてもらいたい。

大径タイヤのエントリーは
31〜32インチ
スペーサーでも許容範囲なので手軽にイメージチェンジ

JK用1.75インチスペーサー
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ラフカントリー製コイル延長スペーサー。このサイズのスペーサーだけで32インチのタイヤなら楽に履けちゃうJK。もともと、タイヤハウスのクリアランスもTJより余裕があるようだ。同じリフト量でもJKの方がひとまわり大きなタイヤを装着可能となっている。4ドアのロングホイールベース車もあるので、より大きなタイヤで強靱なジープを演出して欲しいところ。とりあえず、はじめの一歩ということで……。

TJ用1.75インチスペーサー
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コイル延長スペーサーとバンプストッパー延長スペーサーのセット(ラフカントリー社製)。このセットを組むことで、TJに31インチまでのタイヤが装着可能となる。オススメは30インチ外径。免許取り立てでジープにカタチから入っちゃったという初心者の方も、極端な車高アップがないから安心。31インチをフル活用するならTJ用2.5インチコイル&ダンパーセットを。

ジープ趣味の世界へようこそ
33〜35インチ
サスペンションキットを組んでさらなるステップアップを目指す

TJ用4インチコイル&ダンパーセット
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TJでこのサイズのタイヤを履くなら、4インチコイル&ダンパーセットがオススメ。ハイパフォーマンスなコイルとダンパーに換装することにより、リフトアップ車ながら快適な乗り心地を楽しむことができる。街中ではカッコよく、オフロードではより走破性が向上したことを実感できるはずだ。

JK用2.5インチコイル&HPショックセット
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サスペンションキットを交換すれば、さらに選べるタイヤの自由度は広がる。JKに33インチタイヤを装着したいなら、この2.5インチコイル&HPショックセットがマストアイテム。乗り心地の良いコイルと衝撃をシッカリ吸収するハイパフォーマンスなダンパーだ。2ドア用と4ドア用で多少異なる設定となる。35インチを履くためには4インチアップがオススメ。

JK用2.5インチスペーサー
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フロント2.5インチ、リア2インチアップとなるコイルスペーサー(ラフカントリー社製)。前後ショックの延長ブラケットがセットされている。JKの前下がりを補正するスペーサーで、このセットにより33インチのタイヤが装着可能となる。ちなみに、TJに同等のスペーサーをセットすると32インチタイヤまで装着可能となる。

行き着くところまで行き着いた
37インチ〜
とにかく目立ちたい!モンスターマシンに仕上げたい!

TJ用6インチロングアームキット
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JK用4インチロングアームキット
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ここまで来ると完全なジープフリークの域。ロアアーム・アッパーアームをロングアームに交換することでオフロードでの走破性向上だけでなく、オンロードでの直進性やコーナリングでの安定感も向上する。現在、ジープに乗っていてサスペンションキットも交換済み、大径タイヤに履き替えてはいるがどうも乗り心地がしっくり来ないというユーザーの次のステップアップにはロングアームをオススメ。+ボディリフトで余裕のクロカン走行が堪能できる。


CUSTOMIZE TAKE-OFF

千葉県印西市の県道59号線(木下街道)沿いにあるテイク・オフは、成田空港からのアクセスも便利なので、アメリカからの輸入パーツをクイックに受発注できる。細かいメンテナンス用の補修部品も幅広く大量に在庫して、ユーザーをバックアップしてくれる頼れるショップだ。ピット作業でも細かいオーダーに対応してくれる。その模様は同社ホームページでも確認できるので要チェック。

TAKE-OFF
住所:千葉県印西市大森4617-4
TEL:0476-42-8518 
FAX:0476-42-8460
営業時間:10:00〜19:30
定休日:火曜日
URL:http://www.4x4take-off.com/

PHOTO & TEXT:夏目健司

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こちらの記事はJeepStyle2014からの記事となります。

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