３インチＵＰ＋大径タイヤでトレンドを取り入れた都会派スタイリッシュＪＫ

その後のステップアップを 見越したモディファイ

　米国ＪＥＥＰの公認チューニングメーカーＡＥＶ社の日本代理店のリンエイが、２０１５年モデルのＪＫラングラー・アンリミテッド・ルビコン・ハードロックをベースに、最小のリフトアップ＋大径タイヤ装着でフェンダーとタイヤの隙間を少なめにするという最近のトレンドを取り入れつつ、ＡＥＶ製パーツで純正よりもスタイリッシュにドレスアップし、フォーマルな場面もこなす都会派ＪＥＥＰをコンセプトに製作。ベースモデルであるルビコン・ハードロックはオフロード走破性の高いモデルで、前後デフロックをはじめ専用ギヤ比を備えるモデルだ。そのモデルをスタイリッシュな都会派ＪＥＥＰへとカスタムしてもその血統は揺るがず、今後の趣向の変化にも十分に対応可能なモディファイを実現している。
　３インチリフトアップと、一見、地味に思えるが足元に37インチ径の大径タイヤをインストールすることにより全体の迫力は増している。しかし、フェンダーやバンパーなどのエクステリアラインはオリジナルのＪＫらしさを維持し、全体のフォルムを崩さず製作されていることで、都会的なスタイリッシュさを手に入れている。そこには、日本代理店ということもあり、要所にはしっかりとＡＥＶ製パーツを装着することで可能としている。エクステリアでは前後バンパー、アルミホイールなどだ。そのスタイルはカスタムコンセプトの示す通り、純正を凌駕するスタイリッシュさを備えることに成功している。また、リアバンパーにセットされるスペアタイヤキャリアは37インチタイヤ装着も可能とし、リアビューをハードなイメージに仕上げてくれている。また、都会派ＪＥＥＰとしてスマートな乗降を手助けしてくれるのがＡＭＰ製パワーステップ。走行時はボディに沿うように格納されドアを開くとステップが現れる優れもので、スタイリッシュな外観にぴったりのアイテムとなっている。
　唯一のインテリアアイテムはＡＴＰアルミビレッドグラブハンドル。乗降性をアップさせるだけではなく、インテリアをハードイメージにしてくれるものとなっており、今後注目を集めるアイテムとなるだろう。
　スタイルにこだわったカスタムのように感じられるが、老舗４ＷＤショップのリンエイだけに、より快適なＪＥＥＰライフを満喫できるように細部にもこだわった仕上がりで、サスペンションはビルシュタイン製ショックアブソーバーを用いた３インチリフトアップとし、37インチタイヤを組み合わせる。もちろん単純にショックとスプリングによるリフトアップではなく、ハイステアキットやコントロールアームダウンブラケット、リアラテラルアップブラケットなどを追加装着することで、直進安定性を損なわず走りの面でもしっかりとセッティングされている。また、今後４インチや５インチアップへ仕様変更、林道やオフロード走行などをも考慮しているのだ。老舗４ＷＤショップのリンエイが提案する都会派ＪＥＥＰ。ここに、さらにオーナーのアイデアをプラスできる余地を残し、少しづつでもさらなる進化が楽しめる仕様。これこそがＪＫラングラーの魅力のひとつといえる。

1フロントバンパーはAEVプレミアムバンパーを装着。大型アシストランプも装着可能とし、フロントビューをスタイリッシュに演出する。2足元はAEV・Savegreの17インチにBFG・KO2の37×12.50R17を装着。3サスペンションは3インチリフトアップスプリングにビルシュタインショックアブソーバーの組み合わせ。4サイドステップはドアの開閉に合わせて作動するAMPパワーステップを装着。都会派JEEPにはぴったりのアイテムだ。537インチサイズのスペアタイヤも装着可能なAEVリアタイヤキャリアを装着。6アルマイト仕上げがインテリアのアクセントとなるATP製アルミリアビレッドグラブハンドルを装着。7ヒットしやすいコーナー部にパイプフレームを備えたAEV製リアバンパー。ちなみにオーバーフェンダーにはリンエイオリジナルのチューブフェンダーを装着し、サイドビューにアクセントを与えている。

サスペンションはリンエイオリジナルの3インチリフトアップキットをベースに、AEV製ハイステアキット＆コントロールアームダウンブラケットを装着。直進安定性をしっかりと保ち、今後4インチや5インチリフトアップへの仕様変更にも対応したセッティングを施している。さらに、リアはフロント同様に3インチリフトアップとし、ラテラルロッドアップブラケットを装着している。