足回りのスペックだけではなく
見えない箇所こそカスタムでは重要
「ジープを買ったらオフロードを走りたい!」。そう考えているオーナーも多いだろう。そうなると、どのような改造をすれば良いか悩むもの。タイヤの銘柄やサイズはもちろんのこと、サスペンションパーツにしても、星の数ほどあるジープなので、どれが良いのか迷ってしまう。
そんな時、力になってくれるのがプロショップ。特にT&Tはジープ専門店。スタイルアップさせるリフトアップから、本格ロッククロウリングマシンまで手がけているジープのプロショップである。
ここで紹介するのは、JKラングラー アンリミテッド。その中でもオフロード向けにセッティングされたルビコンである。装着タイヤは、今やJKラングラーの定番とも言える37インチで、ヨコハマ・ジオランダーM/T+を選択。
この37インチタイヤ装着であれば、多いのがリフトアップコイルにノーマルアームのまま、アームを下げて補正をするといった改造が多い。しかし、オフロードをガンガン走るには少々無理がある。
そこで、シナジーのロングアームに換装。ロングアームは支点がより遠く、アームが長くなるので、サスペンションが多くストロークするオフロードに有効なだけではなく、オンロードでの乗り心地向上も図ることができる。
しかし、カスタムはスペック表だけでは判断することができないもの。ステアリング周りやマウント位置の変更など、プロショップならではのノウハウで、いろいろ手が加えられている。ただ単に、パーツを取り付ければ良いというものではないということだ。
まだまだこれから発展していくという、このJKラングラー アンリミテッドルビコン。オフロード、特にロッククロウリングを走るからこそ、強化する箇所がたくさん出てくるだろう。ジープでオフロードを走るのも楽しいが、その目標に向かってクルマを作っていくのも、また楽しいものである。
T&T
埼玉県和光市新倉3-23-15
TEL.048-423-4711
http://www.mr-jeep.com/
TEXT & PHOTOGRAPH BY KAZUHIKO YAMAMOTO