突如現れた大本命
停滞気味のカスタムに強烈な一撃を加える
![Grand Cherokeeの世界](https://i0.wp.com/jeep-style.net/wp-content/uploads/2023/09/0IMG_7036.jpg?resize=1254%2C836&ssl=1)
今まで、このように破壊力があるグランドチェロキーSRT8があっただろうか。見る者に衝撃を与える大胆なエアロフォルム。「これぞ、グランドチェロキーSRT8」。SRTのパワー同様、カスタムが一気に加速する。
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締め切りギリギリに飛び込んできた話しが、このグランドチェロキーSRT8だった。グランドチェロキーSRT8と言えば、ジープの中では一番のホットモデル。エンジンだけではなく、他のグレードとは違うボンネットやバンパーは、まさにレーシングスタイル。しかし、その上を行くエアロを装着しているとのことだ。
そして、そのグランドチェロキーSRT8のオーナーが、なんと茂出木 浩司さん。そう、日本橋の老舗洋食屋「たいめいけん」三代目シェフ、その人なのである。茂出木さんは、これまでジープをいろいろ乗り継いできたジープオーナー。JKラングラー アンリミテッドや前期モデルのグランドチェロキーSRT8を所有していたこともある。
しばらくすると我々の目の前に現れたのが、これぞまさに「超」が付くほどインパクト満点なグランドチェロキーSRT8。このフロントバンパーの衝撃的なデザイン、オーバーフェンダーによってワイド化したボディ。サスペンションはノーマルのままなのでローダウンをしているわけではないのだが、このフロントバンパーとオーバーフェンダーによってローフォルムにさえ見える。今までこのような迫力のあるグランドチェロキーSRT8があっただろうかと思えるほど。しかし、これぞグランドチェロキーSRT8ではないかとさえ思う。
オンロード、しかもスピードに振ったスポーツSUVに対して、今まであまりにもパーツが少な過ぎた。確かに、台数を考えれば、なかなか製品化できないかもしれない。しかし、グランドチェロキーSRT8にこそ、このエアロスタイルが必要である。しかもこれがワンオフではなく、キットとして販売されているというから驚きだ。
しかも、もう一台この仕様が存在するという。それはショップデモカーとのことだが、茂出木さんのブラックカラーとは対極的なホワイトカラーだという。
いよいよというかようやくだが、グランドチェロキーSRT8カスタムが面白くなってきた。今回は締め切りギリギリで間に合わなかったが、次回はさらに進んだレポートをお届けしたいと考えている。
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TEXT & PHOTOGRAPH BY KAZUHIKO YAMAMOTO