新天地で動きを見せる“インパクト”を遺憾なく発揮!
オフロードビークルが主役のイベントといえば、やはり“走り”を見たい、見せたい、という気持ちが湧き上がるのも当然の成り行きかもしれない。2015年に、インドア&アウトドアでショップのデモカーやカスタム車両の展示を主軸として始まった「オフロードインパクト」が、オフロードパークでの開催へと舵を切った。折しも開催が決まっていた他のイベントとも同時開催できたことで「オフロードマシンの走り」、「カスタムカーの展示」、さらにはキャンプやベンダーブースの出展と、十分に見応えのある複数の要素が合致したベストなタイミングだったといえるだろう。
同時開催された「トレイルヒーロージャパン」はアメリカの本家トレイルヒーローで活躍する選手と車両を日本に招聘するという話題もあり多数のギャラリーが来場。それを迎え撃つ日本のドライバーたちとの勝負もあり大いに沸いた。本誌が期待するジープ勢の活躍も目覚しく、ショーにも入賞したナンバー付きのジープが難セクションを走破するというシーンも。実際に現場に足を運んだ人は相当満喫できたのは違いないはずだ。
会場を埋めたオフロードマシンは圧倒的にJEEP、JEEP、JEEP!!
実際にフリー走行などもタイムテーブルに組み込まれた“走れるイベント”ということもあり、集結したマシンはいずれも本格的に作り込まれたものばかり。比率も圧倒的にJEEPがジムニー勢を上回っており非常に見応えのある二日間となった。なかには本誌も以前にフィーチャーしている有力ショップの車両、関東から自走で遠征してきた、走れるステージに飢えている猛者などもおり顔ぶれは実に豊富。実際に競技にも参加しているロッククロウラー系の面々はイベント慣れしているということもあってか非常に楽しんでいたのが印象的だった。なお、OFFROAD IMPACTのBest of Show、総合ナンバー1には茨城県から参加したショップNew Line SakaのJKが受賞した。
2019年11月23/24日(土日)
湯浅トライアルパーク(和歌山県)
主催:
オフロードインパクト
www.offroad-impact.jp
トレイルヒーロー www.facebook.com/392736894626471/
text by 編集部
PHOTO:伊勢馬場健次