使い方に応じたジープ三者三様のスタイル
同社がキャッチコピーに掲げている「次は何して遊ぼうか!?」という言葉に集約されるように、齋藤オートサービス(以下SAS)ではクルマを遊び道具として「いかに使うか」を重視して作り込まれることが多い。だから、単純に「大きなタイヤを履きたい」とか、「何インチ上げたい」という理由でのカスタムはあまり行わない。実用的な理由があって、なされるべきカスタムを行うという姿勢なのだ。この3台には、どんな理由が隠されているのだろう。
6インチアップの試作コイルでリフトアップされた赤いTJは、オフロードを制するためのジープといって良いだろう。悪路をストレスなく走破したいという、このクルマのオーナーの意向を忠実に再現した1台に仕上がっている。ダークグリーンのTJは、もともとトライアングルなどの競技にも出場していたレース用のマシン。だから、当然オフロードでのポテンシャルアップが図られているが、エクステリアの細部にも配慮がなされている。イチバン目立つのが、FRPの黒いボンネットに合わせてフードガードブラが装着されている点。飛び石によるキズを防ぐだけでなく、ボンネットを同色にすることで大きなイメージチェンジを図っている。最後のメタリックブルーのTJは、見るからに「実用車」という趣だ。
ジープは「使い倒してこそのクルマ」という信念のもと、走行会などでもハードにオフロードを攻めているが、オフしか走れないクルマは作らない。オンロードでも充分なポテンシャルを発揮できなければ、普段使いの不便が出てしまうからだ。
装着パーツリスト
TIRE&WHEEL
SOLID RACING 9.5J×17.25
ヨコハマ ジオランダーM/T 37×12.5R17
SUSPENSION
試作品 6インチアップコイル
BILSTEIN ショックアブソーバ(特注)
プロスタッフ アッパー&ロアアーム
ENGINE & POWER TRAIN
ARB F/R エアロッカー
EXTERIOR
TG サイドステップ
日産サファリ用サイドバー(ブラック塗装)
KING ONE ウインチ ASK
SAS オリジナルウインチベッド
フォグランプ
INTERIOR
RECARO 前席シート
MOMO ステアリング
齋藤オートサービス
☎043-423-3693
URL:http://www.4wd-factory.com
PHOTO & TEXT:伊藤静男
こちらの記事は
JeepStyle2014からの記事となります。