女性ドライバーだけで競われる「Rebelle Rally」参戦記
Jeep Brand Dominates the Sixth Rebelle Rally
海外では女性の活躍が目覚ましいようだが、 そんな事実を裏付けるラリーレイドが行われた。
優勝を勝ち取ったのはPHVのラングラー4xe。 女性とPHVの活躍は、なぜシンクロしたのだろう?
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ジ ープ ・ フ ァ クトリ ー チ ー ム が 送 り 出 し た 3 代 の ラ ン グ ラ ー 4 x e( 右 )。 競 技 の途中でルートの確認をするのは、総 合優勝を勝ち取ったゼッケン129の ネーナ・バーロウとテラリン・ペテレ イト(左)。
日本で「女性活躍推進法」が施行された のは2016年4月。以降、あらゆる場面で “女性活躍”という言葉が聞かれるが、残 念ながら国内ではそのスピードは遅く、ま だまだ日本は過渡期にあるといっていい。 しかし海外に目を向ければ、さまざまな 分野で女性の活躍が注目されている。 例えば女性選手だけで競うラリーレイド
『Rebelle Rally』。これはアメリカ・ネ バダからアリゾナ、カリフォルニアにわた る3州の砂漠地帯を舞台としたもので、8 日間で2500km以上を走破するという過 酷な戦い。しかもパソコンやGPS、スマー トフォンなどの電子機器が使用禁止とされているから、出場者は地図と方位計と いうアナログな武器だけを頼りに走り続 けなければならない。
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そんなRebelle Rallyだが、2020年か らEVやハイブリッド車に加え、PHVの参 加も認められるようになった。車両のデジ タル化はOKだがマップのガジェット化は NGというのも妙な話だが、それはさてお きジープ・ファクトリーチームは同ラリー に3台のラングラー4xeをエントリー。結 果、並み居る強豪を打ち破り、なんと1位 と2位を獲得するという圧倒的な強さで 砂漠の戦いを締めくくった。
「砂丘でのハイスピードでも岩場でのロッククローリングでも、ラングラー4xeはタ フに走り続けてくれました。もちろん航続 距離もパワーも不足することはありません でした!」 そう語るのは総合優勝のネーナ・バー ロウ選手。PHVと聞けばほとんどの人は 市街地での走行を思い描くはずだ。しか し、今回の結果からもわかるように、PHV には驚くほどの可能性が秘められている の か も し れ な い 。こ れ か ら も 自 動 車 の 電 動化は加速していくだろうが、それとシン クロするかのように社会で活躍する女性 が増えていくことは、きっと時代の要請な のかもしれない。
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